NISHIKORI

風結ぶ言葉たち

春の夜、京都の親友に手紙を贈る

春風翩翩,軽く千山万水をなぞり、浅酌低吟の情を抱き、遠方へと向かう。閣下の学海は果てしなく、勤めて耕し続け、私の心に憧れを抱かせ、夜に眠れなくさせる。梨の花に露、月の色に煙、ここに独り座し、君子を思い、心と精神を馳せる。

記憶の中で、昔の同窓生と笑い合い、詩を通じて友を得、書を通じて楽しんだ。今別れてそれぞれ進む道、閣下は熱心に求め、千里の道を行く;私は黙々と磨きをかけ、自らを励まし続ける。山が高く水が遠くても、私たちの縁を断つことはできず、友情の絆はより強固になる。

閣下の学問の道で得た栄誉に対し、私も星の輝き、月光の清らかさのように、内心で喜び、同時に大いに期待している。春が万物に生命を与えるように、閣下の学問もまた、世に名を残し、諸家に輝きをもたらすべきである。

この夜、人の音はなく、墨の香りと灯火だけが共にあり、思いが筆先を彷徨い、感慨にふける。君子が学海を航海することは、必ず波立ち風起こる日があるだろうが、君が荊棘を切り裂き、率直な心で雲霧を抜け、星河を越えることを願う。

未来の道は曲がりくねるかもしれないが、私は君の才能を信じ、学問の道に深い足跡を刻むことができるだろう。私は左右できないが、文字の繁栄と、一筋の情熱を込め、遠く旅する者の灯火のように、君の前進を照らし、君の学海の孤舟を暖めることを願う。

昔の楽しみが今や希望に変わり、私は君の千里の道に微かな星の光として、消えることなく続ける。春が暖かく花が咲く日を待ち、桃花と水の緑を共に楽しみ、縁を続け、心と志を語り合い、書を通じて友を得、学問の果てしない道を共に歩むことを願う。

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