結晶の基本概念#
結晶と非晶質#
結晶#
結晶は内部の原子が三次元空間で規則正しく配置された物質です。
例えば、すべての金属、食塩などが該当します。
結晶の特徴#
- 構造が秩序立っている
- 各方向に異方性がある
- 固定された融点がある
非晶質#
非晶質は内部の原子が無秩序に配置された物質です。
例えば、普通のガラス、松ヤニなどが該当します。
非晶質の特徴#
- 構造が無秩序である
- 各方向に同方性がある
- 固定された融点がない
- 熱伝導率が低く、熱膨張性が小さい
- 塑性変形が大きい
- 著しい変化範囲がある
結晶学の基本知識#
結晶格子#
結晶中の原子配置の規則性を記述するための空間幾何学的枠組みです。
結晶構造の説明#
- 結晶の原子を剛性の小さな球と見なす
- 原子を幾何学的な点と抽象化する
- 架空の直線を幾何学的な点で結びつける
結晶セル#
結晶格子を構成する最小の幾何学的単位です。
結晶セルは三次元空間で平行移動することで結晶格子を再構築できます。
結晶格子定数#
結晶セルの幾何学的寸法であり、格子定数とも呼ばれます。
この記事は Mix Space から xLog に同期されています
元のリンクは https://nishikori.tech/posts/tech/The-structure-of-the-material